感染性胃腸炎の感染経路について

胃腸炎は発病の原因によって急性胃腸炎と慢性胃腸炎という二種類があります。他には、急性胃腸炎はストレス性胃腸炎、細菌性の急性胃腸炎、ウイルス性の急性胃腸炎という三種類に分かれています。感染性胃腸炎は一般的に急性胃腸炎の中の細菌性胃腸炎とウイルス性胃腸炎をさします。

細菌性胃腸炎では食品に付着、増殖した細菌により感染するもので、人から人への感染はウィルス性腸炎よりも起きにくいとされています。細菌性胃腸炎は、細菌が原因となってひきおこされる胃腸炎です。これらの原因となる細菌は、夏場に活動性が高まり繁殖力が増します。そのため生卵や生肉などの生ものや、魚介類に細菌が付着し、繁殖することが多くなるため、これらの食べ物を摂取することで、細菌性胃腸炎がひきおこされると考えられています。主な細菌性胃腸炎をもたらす細菌は黄色ブドウ球菌・サルモネラ・ブドウ球菌・腸炎ビブリオ・病原性大腸菌・カンピロバクターなどのものです。

ウイルス性胃腸炎は人に感染する恐れのある胃腸炎です。また潜伏期間は、ノロウイルスが24〜48時間、ロタウイルスが24〜72時間とされ、主な感染経路はロタウイルス・ノロウイルス共に人から人への経口感染です。ロタウイルスの感染力は非常に強く、感染者の便の1mlには1億個以上のウイルスが入っているとされ、わずか10個程度のロタウイルスがあれば感染してしまうと言われています。便に限らず嘔吐物にもロタウイルスは含まれるので、それらを処理する際にウイルスが口に入ると二次感染を起こします。また、ノロウイルスの感染経路はロタウイルスと同様の他、ノロウイルスが蓄積された牡蠣などの二枚貝や井戸水を摂取することによって感染するケースもあります。